磐越東線列車事故現場

昭和10年、豪雨によって流出した土砂に機関車と客車が乗り上げ、すぐ下の県道から大雨で激流と化した夏井川まで脱線墜落し、死者10名・重軽傷者50名の大事故があったことを、この慰霊碑から知ることとなりました。

夏井川渓谷周辺の山々には、ずいぶん通いましたが、ある時山から下りてくると、どこにでもあるような砂防堰堤がありました。何か感じるものがあり写真に収めることにしました。そして、県道まで下りてきたときに、あの慰霊碑の前に出たのです。それまで、ここにお地蔵様があることには気が付いていましたが、あの何かを感じた砂防堰堤と、数年前ちょうどこの下あたりの河原を歩いているとき、散らばったコンクリート片や、レール(線路)のようなものを見て不自然に感じた記憶がよみがえってきたのです。

自宅に帰ってから、慰霊碑のことや事故のことを調べてみて、見て感じたことがつながって理解できたような気がしました。いわき市に来てから20年、いわきの山々を集中的に歩き始めて7年、すこしづつ里山歩きからもいわきの歴史を学んでいる最中です。

慰霊碑 夏井川渓谷 撮影日:2015/2/13

 

夏井川渓谷の砂防堰堤 撮影日:2016/10/3

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